奥利根の大秘湯「宝川温泉」へ行ってきた
春休み終盤, なんとなく出かけ足りなさと温泉入りたさが重なって朝早くから日帰り温泉の旅に出ました。
行き先は群馬県みなかみ町の宝川温泉。奥利根の渓谷を流れる宝川の清流をまたぐように広がる大秘湯。山奥で周りを見渡せば自然しかない開放的な大露天風呂です。
公式ホームページから 画像を拝借しました。この山奥の川沿いに佇む感じがなんともエモいです。
自然に囲まれ熱々の温泉に浸かる癒しと山菜料理を求めて電車で向かいます。
往路
今回は弟が持っていた青春18切符を借りたので新幹線や特急電車は使わないことにしました。横浜駅から水上駅までこの切符で改札をスルーできます。
上野東京ライン高崎行きに乗車。終点高崎まで長いのでグリーン車を使いました。(※青春18切符はグリーン車使えます)
電車では本を読んだりメモ帳整理したり…
本庄駅を過ぎたあたりから田舎っぽい景色がちらちら見え始めます。高崎に近づくにつれて上毛三山が見えてきます。
約2時間半かかり高崎駅に到着。
上越線水上行きに乗り換えます。ボタンを押して手動でドアを開け閉めするのは首都圏では普段ないので久しぶりの感じです。本を読みながら各駅停車に揺られること約1時間。
高崎から約1時間で水上駅に到着です。
東京より4度くらい低い感じ。ダウン着てきてよかったです。 駅舎の向かいにはお土産屋さんが立ち並んでいます。
早速駅前の水上温泉旅館協同組合で宝川温泉までのバスの往復+日帰り入浴のセットチケットを購入します。2900円でした。(※2019年4月1日より¥3,500に価格変更)
関越バス湯の小屋行きに乗車し宝川温泉を目指します。往復乗車券は降りるときに運転手さんに見せます。 峠道をどんどん登って山奥へ。 途中で藤原ダムというダムの上を道が通っていたりします。
水上駅を出て約30分程で宝川温泉に到着しました。 横浜から約4時間, 結構疲れました。 早速温泉で疲れを癒します。
こちらが日帰り入浴施設の宝川山荘です。 宿泊用の建物とは別になっていて食事処や休憩スペースがあります。
日乃本一の大露天風呂へ
コインロッカーに荷物を預けて露天風呂へ。 バスタオルを忘れた…!と思っていたら, 100円でレンタルできました。
日帰り入浴用の内湯もありますが今回は使いませんでした。(はやく露天に行きたかった)
宝川山荘から川の方へ庭園を下っていきます。宿泊棟へ続く吊橋が見えてきます。
庭園は自由に散歩できるようになっていて, 石テーブルなどがあったりします。
露天風呂は大きく摩訶の湯, 般若の湯, 摩耶の湯, 子宝の湯の4つ。摩耶の湯だけは女性専用の湯で他は混浴です。
摩訶の湯と子宝の湯の側に脱衣所があるのでそこでバスタオルを巻きます。女性にはワンピース型の湯あみ着のレンタルがあります。(※2019年4月1日より男女ともに湯あみ着を着用しての入浴になりました)
摩訶の湯
お湯は浅めで座ると胸くらいまで浸かります。体感的にいちばんお湯が熱かったです。面積は2番目に広く120畳。
般若の湯
いちばん浅く面積も狭い50畳の湯。脚だけ浸かったり, 寝湯をするにはいちばんちょうどいいかもしれません。
摩耶の湯
100畳の女性専用露天風呂。入っていないのでわかりませんが, 脱衣所にトイレや床暖房が装備されているそうです。
子宝の湯
宝川温泉で面積が最大の200畳を誇る露天風呂。摩訶の湯や般若の湯から吊橋で宝川を渡った先にあります。当たり前ですが泉源から離れた端の方の湯はかなりぬるいです。吊橋で移動する間バスタオル一枚なのでかなり寒いです。
泉質は単純温泉。古くから病気回復の湯としても有名で神経痛リュウマチ, 痔, 関節痛, 冷え性などへの効能があるそうです。
春から夏にかけては新緑の木々に覆われ, 秋には紅葉, 降雪の時期は絶景の雪見露天が楽しめるそうです。3月末に行ったので雪は少しだけ積もっていましたが空は快晴でおおよそ雪見露天とは言えない感じでした。もっと早く行けばよかった…
山奥の渓谷にあるので周囲を見回してみると360度大自然が広がっています。遊歩道など以外はあまり人の手がつけられていないので本当に自然を感じられます。すぐ側を流れる宝川のせせらぎもリラックスを促します。
日暮れ時の雪見露天なんてそれこそ本当にノスタルジックな感じを演出しているんだろうなあと思いました。
この日は平日だったので空いていた方だと思いますが, 外国人客の方がかなり多かったです。
お食事処
お食事処では山菜を使った料理などが食べられます。すべて注文を受けてから作るみたいで20分くらい待ちます。
山菜釜飯を注文しましたが, 新鮮な山の幸をふんだんに使った炊きたて釜飯は絶品でした。(写真撮り忘れたのが悔やまれます…
食事後は川を眺められる休憩スペースで本を読みながら一休み。到着してから帰りのバスまで4時間ちょっと滞在していました。
帰路
帰りの水上駅までのバスが16:59が最終なので絶対に逃せません。
そもそもバスがかなり少ないです。
山奥の田舎ならこんなものでしょうか。
行きのバスは宝川温泉を経由してくれましたが, 帰りのバスはそうではないので1つ手前の宝川入口のバス停まで宿の人に車で送迎していただきました。
ゆらゆらバスに揺られて水上駅へ。
水上駅からは上越線なのですがこちらも本数は少なめ。17:44発高崎行きに乗ります。
帰りの上越線は寝てたのであまり記憶がありません。
高崎駅に着いて駅弁を買いました。¥1,300の上州牛肉弁当。
帰りの上野東京ラインもやっぱりグリーン車を使います。高崎の時点ではグリーン車貸切だったのですが。東京と新橋で一気に人が乗ってきて満席になりました。
横浜駅に着いたのは21:30。帰りも4時間かかりました。
費用(東京から)
- 東海道線(東京 - 高崎): ¥3,880 (片道 ¥1,940)
- グリーン券: ¥1,960 (片道 ¥980)
- 上越線(高崎 - 水上): ¥1,940 (片道 ¥970)
- 路線バス+宝川温泉入場料セット割引乗車券: ¥2,900
- バスタオルレンタル: ¥100
計 ¥10,780 (今回実際は青春18切符利用で計¥7,330でした)
なんとなく思いつきで行ってきましたが, 冷静に日帰りで行く距離ではないかもしれないです。何よりもっと温泉を堪能したかった。雪見露天をしたいので今度また泊まりで行ってみようと思っています。